ツアーだけじゃない金沢:兼六園、近江町市場、21世紀美術館
多くの金沢ガイドツアーは、兼六園を夕方の写真撮影スポットとして、近江町市場をひがし茶屋街へ向かう途中の軽い昼食休憩として扱いがちです。しかしどちらもそれ以上の価値があり、ツアーではほとんど触れられることのない21世紀美術館も、一度は訪れる価値があります。ここでは、通り過ぎるのではなく実際に時間をかけたときに、それぞれが何を見せてくれるのかを紹介します。
兼六園
兼六園は偕楽園、後楽園と並ぶ「日本三名園」の一つとされており、その評判は一つの象徴的な景観ではなく、規模の大きさと四季折々の変化の豊かさによって支えられています。この庭園は、隣接する金沢城から加賀藩を治めた前田家によって約2世紀にわたって造成されました。「兼六園」という名前は「六つの美点を兼ね備えた庭園」という意味で、完璧な庭園は広大さ、静寂、人工美、古さ、水、眺望という、本来両立が難しいとされる要素をすべて兼ね備えるべきだという中国古典の理想に由来しています。
入園料と営業時間:
- 大人: 320円
- 子供(6〜17歳): 100円
- 65歳以上: 有効な身分証明書があれば無料
- 共通券: 500円で兼六園ともう一つの金沢の文化施設(金沢城公園など)に入場可能
- 営業時間: 3月1日〜10月15日は7:00〜18:00、10月16日〜2月末は8:00〜17:00、年中無休
無料で入れる早朝の時間帯: 兼六園は、通年、有料開園時間の前に無料で開放されています。夏季は早朝4:00からです。早起きが得意なら、これは徽軫灯籠(ことじとうろう)が立つ霞ヶ池周辺など、最も撮影される名所を、午前中に増える人混みなしで見る一番の方法です。
近江町市場
近江町市場は1721年からこの場所で営業を続けており、地元の人々はおよそ300年にわたってここを「金沢の台所」と呼んできました。狭く覆われたアーケードに約170店舗がひしめき合い、新鮮な魚介類、旬の野菜、惣菜などを販売しています。金沢は日本海に面しており、カニやエビ、輝くような刺身用の切り身が並ぶ鮮魚店が、ほとんどの訪問者にとって一番の目当てです。
実用情報:
- 小売店: 一般的に9:00〜17:00の営業だが、早朝7:00から始める店もある
- 飲食店・カウンター席: 通常11:00〜17:00
- 訪れるのに最適な時間帯: 午前遅め。品揃えが充実しつつ、昼食時の混雑がピークに達する前
営業時間は店舗ごとに異なるため、掲示されている時間はあくまで目安として扱い、その日の新鮮な魚介が売り切れ次第、早めに閉める店があることも念頭に置いてください。
21世紀美術館
兼六園や近江町市場とは異なり、21世紀美術館は金沢を代表する見どころの一つでありながら、標準的なツアーではほとんど取り上げられません。館内は無料エリアと有料の展覧会ゾーンに分かれているため、事前に計画していなくても気軽に立ち寄ることができます。
無料で楽しめるもの: 建物の交流ゾーン、恒久展示作品、屋外展示は入場料なしで見ることができます。これには、レアンドロ・エルリッヒによる有名な「スイミング・プール」を上から眺めることも含まれます。ガラス張りの屋根を持つこのプールは、水面から見ると、人がまるで完全に水中に立っているかのように見える作品です。
有料になるもの:
- コレクション展(常設展)大人: 450円
- 大学生: 310円
- 18歳未満: 無料
- 特別展・企画展: 展覧会ごとに別料金で、内容の規模によって1,000円〜1,500円以上になることが多い
スイミング・プールの内部に入るには: 実際にガラスの下の乾いた空間に立ち、上に「浮かぶ」他の来場者を見上げるためには、展覧会チケットに加えて当日限定の時間指定予約が必要です。予約は訪問当日の午前9時にオンラインで開始され、1回あたり最大6人まで、各グループの撮影時間は約5分間です。
移動方法
3つのスポットはいずれも金沢中心部の徒歩圏内にあり、歩きたくない場合は城下まち金沢周遊バスで結ぶこともできます。近江町市場で早めの昼食をとり、午後早くに兼六園を訪れ、庭園の桂坂口のすぐ隣にある21世紀美術館で締めくくるのが理にかなった順番です。
すべきこと・すべきでないこと
- すべきこと: スイミング・プールの予約を優先したいなら、朝一番に予約状況を確認する。枠は日中どんどん埋まっていきます。
- すべきこと: 早起きが苦にならない、あるいは時差ぼけがある場合は、兼六園の無料早朝開園を検討する。日中の混雑した庭園とはまったく違う体験になります。
- すべきでないこと: 近江町市場の全店舗が同じ営業時間だと思い込まない。売り切れ次第、早く閉める店もあります。
- すべきでないこと: チケットが必要だと思って美術館の無料エリアを飛ばさない。屋外展示と恒久展示だけでも十分に見応えがあり、しかも無料です。
よくある質問
兼六園の入園料はいくらですか?
大人は320円、6〜17歳の子供は100円、65歳以上は有効な身分証明書があれば無料です。500円の共通券で、もう一つの金沢の文化施設にも入場できます。
兼六園は無料で入れますか?
はい。庭園は通年、通常の有料開園時間の前に無料で開放されており、夏季は早朝4:00から入園できます。
近江町市場はどれくらい歴史がありますか?
近江町市場は1721年から現在の場所で営業しており、およそ300年の歴史があります。その大部分の期間、「金沢の台所」として親しまれてきました。
21世紀美術館は無料ですか?
一部無料です。交流ゾーン、恒久展示、屋外展示は入場無料です。有料になるのはコレクション展(大人450円)と特別展・企画展のみです。
スイミング・プールを間近で見るには予約が必要ですか?
ガラスの下の乾いた空間に入るには予約が必要です。予約は当日限定で、訪問当日の午前9時にオンラインで開始され、1回あたり最大6人まで、撮影時間は各グループ約5分間です。上から作品を眺めるだけなら、チケットも予約も不要です。
まとめ
兼六園、近江町市場、21世紀美術館は、いずれもツアーの立ち寄り地点として成立しますが、本来はそのためだけの場所ではありません。庭園には無料の早朝時間を活用し、市場の鮮魚店に昼食の内容を決めてもらい、スイミング・プールの予約が取れなくても美術館の無料エリアに時間を割いてみてください。金沢の名所は、じっくり時間をかける旅行者にこそ、その真価を見せてくれます。
